『ワンダーウーマン』監督、成功の秘訣はシャーリーズ・セロンからの影響!?

大きな成功を成し遂げたパティ・ジェンキンス監督
大きな成功を成し遂げたパティ・ジェンキンス監督

 世界興行収入が8億ドル(約880億円・1ドル110円計算)を超え、現在、世界で大ヒットしている話題作『ワンダーウーマン』(8月25日 日本公開)についてパティ・ジェンキンス監督が、8月22日(現地時間)ニューヨークのアップル・ストア・ソーホー開催のイベントで語った。

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 人間社会から孤立した島で女性のみの一族の王女として生まれたダイアナ(ガル・ガドット)は、ある日漂着したパイロットのスティーブ(クリス・パイン)と出会う。彼から世界が第1次世界大戦中であることを聞かされた彼女は、戦争終結のために彼とロンドンに向かう決意をする。映画『モンスター』のパティ・ジェンキンスが監督を務めた。

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 女性監督としてハリウッドのスーパーヒーローの大作を手掛けることへのプレッシャーについてジェンキンス監督は「もちろん女性監督として特別な状況下に置かれ、『ワンダーウーマン』を製作するプレッシャーが周りからあったことには気づいていたけれど、撮影が終わるまで、あえて気にしないように努めていたわ。でも一旦撮影を終えると、(観客の解釈によっては)さまざまな間違った方向に行く可能性があると気づき、それがどれだけシリアスなことかを理解し始めたの。それに、これほど多くのコミックファンに愛されているワンダーウーマンのようなキャラクターを映画化すると、自分にとってどんなにベストな映画化をしようとも、必ず賛否両論はあると思っていたわ。でも、これほどまでポジティブな反応を受けることは全く想像できていなかったのよ」と驚いた様子で答えた。

ワンダーウーマン
とってもパワフルで魅力的!

 これまでのキャリアで、どのようなことに刺激を受けてきたのだろうか。「幸運にも製作できた映画『モンスター』で、主演と製作を務めたシャーリーズ・セロンを通して、一度に多くのことができることを学んだわ。それにインスパイアされて、今でもそれを続けている感じね。何か成功するものを作りながら、製作資金を出してくれた人々に返金(恩返し)し、さらに自分を探求しながら自分自身について学び、そのうえ他の人とも何か美しいことを(製作で)共有できたら、わたしにとってそれが一番重要なことなのよ」と語った。

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 ワンダーウーマンことダイアナが住むセミスキラについては「わたしが読んだ『ワンダーウーマン』のコミックでは、女性だけが住むセミスキラは理想的な場所なの。地球にありそうな場所ではあるけれど、それに似た景色をこれまでに見たことはないと思える場所でもあるのよ」と説明。また、今作の舞台となる第1次世界大戦の頃は、今のように誰もが外国に行けるような状況ではなかったため「当時のエキゾチックな解釈も今とは異なっていたと思うわ。だから、当時のエキゾチックな概念を現在に相当する場所で探したのよ」と続けた。そんなセミスキラの撮影の大部分はイタリアで行われたそうだ。

 見どころも一つであるダイアナ率いるアマゾン族の戦闘シーンについては「あれは今作で最も難しい撮影だったの。あのような戦闘シーンができるアスリートのような女性を探すのが大変で……。監督として、さまざまな女性の強さを見せつけたいと思っていたから、ボクサーのように強くなる訓練、馬に乗って走り回る訓練、剣を使う訓練などを盛り込んだのだけど、彼女らのその様子を一つにまとめて描くこともとても大変だったのよ。でも最終的には、彼女たちにそれぞれの得意分野(ボクシング、乗馬、剣さばき)で演じてもらったことで、逆にそれがリアルに見えたわ」と振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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