猫と共存する当たり前の暮らし

2021年1月28日 中山 治美 劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族 ★★★★★ ★★★★★

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劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族

居着いたきっかけこそ、格好のエサがあったからに違いない。舞台になるのは北海道の牧場と、ミャンマーの湖上の高床式家屋。前者の猫はミルクを、後者は漁で得た魚のおこぼれをちゃっかり頂く。時に人間の仕事の邪魔をしながら。でも人は猫を拒まない。ミルクも魚も自分たちのものではなく地球からの恵であり、そこで生きる者同士で分け合うのが当然だという考えが根付いているからではないだろうか。人間と動物が当たり前のように共存する温かで、豊かなひととき。日々の生活で見失いがちな他者を愛しむという心を、岩合監督の映像はいつも教えてくれる。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。日本映画navi、全国商工新聞、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、BANGER!、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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