『エイリアン』シリーズへの愛情を買う

2021年1月14日 相馬 学 アンチ・ライフ ★★★★★ ★★★★★

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アンチ・ライフ

 宇宙船内に紛れ込んだ強暴な未知生命体からのサバイバル……という展開はSFホラーの定石。そこにウイルスによる地球の終焉という基本設定を加味した本作。

 新たな安住の星に向かう人類に異星生物が襲いかかり、人間は後戻りできず、生き延びるために戦うのみ。限定空間のサバイバルという基本を、まずはきっちり押さえている。

 人間の愚かさへの風刺や船内の冬眠設定などのディテールが浅く、丁寧に組み立てていれば……という歯がゆさはあるが、『エイリアン』シリーズへの愛情が詰まっていて、それだけでお腹いっぱい。近年Bの線でイイ味を出しているB・ウィリスの『アルマゲドン』的アンチヒーローぶりも好意的に受け止めた。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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