老人ギャングが咲かせた最後の一花は美しいのか?

2021年1月13日 山縣みどり キング・オブ・シーヴズ ★★★★★ ★★★★★

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キング・オブ・シーヴズ

M・ケインやT・コートニーら名優が老強盗を好演するが、『ジーサンズ はじめての強盗』みたいなほのぼの感はゼロ。「昔取った杵柄」とばかりに一攫千金を狙うご老人たちが実は持病持ちだったり、足腰が弱っていたりで前半は笑わせもするが、後半はかなりダーク。分け前を巡って疑心暗鬼になり、互いを出し抜こうとする姿はまさに悪事に手を染めた人間ならでは。死ぬ前に最後に一花咲かせたいという老人の気持ちもわかるが、欲にまみれた人間に似合うのは刑務所としか思えず。イギリスで実際に起きた強盗事件の全貌がわからない時点での映画化なので、訓話めいた締めくくりが必要だったのだろう。発見されてないお宝が気になるぞ。

山縣みどり

山縣みどり

略歴:雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況:リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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