リモートならではの恐怖。人と人の密が恋しくなるのが今っぽい

2021年1月9日 斉藤 博昭 ズーム/見えない参加者 ★★★★★ ★★★★★

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ズーム/見えない参加者

コロナ禍でリモート駆使の実験作が、われ先と世に出るなか、今作はzoomで得体の知れない恐怖を体感させることにハイレベルで成功。『ブレア・ウィッチ』『パラノーマル・アクティビティ』を観た時のような斬新な感覚も甦る。基本は交霊会だが、zoomで別々の場所で一人で参加する設定が、まわりに助けを求められないスリルを加速。映像のブレ、音声の切断、フィルターや背景も効果的で、静寂や(お約束の)突発現象のタイミングに過不足ナシ。PCやスマホのカメラを「そっちに向ける?」というツッコミどころも映画的に許せてしまう。
これは皮肉だけど、劇場で観るより、自宅などでPCで観た方が自分も参加してる臨場感を味わえそう。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:地元の藤沢で、同じ高校出身の大島新監督の『なぜ君は総理大臣になれないのか』凱旋上映。監督のトークのお相手を務めました。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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