王道の設定をキャスティングがモダンにしている

2021年1月9日 猿渡 由紀 エマの秘密に恋したら ★★★★★ ★★★★★

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エマの秘密に恋したら

ごく普通の女性がハイスペックな男性の心を射止めるという設定自体は、昔から少女漫画にもよくある、ロマンチックコメディの王道パターン。だが、多様性豊かなキャストが、モダンなニュアンスを与えている。笑わせる場面がたっぷりあるエマのルームメートを演じるのはインド系のスニータ・マニ(『GLOW』)とアジア系のキミコ・グレンだし、エマの上司をトランスジェンダー女優のラヴァーン・コックス(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)が演じているというのも今らしい。ストーリーはとくにサプライズもなくオチも弱いものの、ニューヨークの風景やユーモアを楽しむつもりで軽く見るには十分。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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