パンデミックの世界は、単に地獄なのか?

2020年12月28日 相馬 学 新感染半島 ファイナル・ステージ ★★★★★ ★★★★★

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新感染半島 ファイナル・ステージ

 『ソウル・ステーション~』『新感染~』とゾンビ・パンデミックをアツく描いてきたヨン監督がその続編を放つとなれば、燃えないワケがない。

 前作のキャラを切り捨ててアクションに舵を切り、『マッド・マックス』『ニューヨーク1997』『バイオハザード』各シリーズのように思い切りよくディストピアでのサバイバル劇に振る。前作の泣ききの要素は薄いが、勢いは買いだ。

 ドラマ的に面白いのはディストピアを生き抜き、天才的なドライビングテクを培った少女の存在。その活躍はもちろん、地獄を地獄と思わない姿勢にグッとくる。彼女の最後のセリフはパンデミックを生きる現代人に、確かに訴えるものがあるだろう。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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