和製ダークファンタジーの誕生

こういうダークファンタジー、ブラックなテイストの映画が日本映画の中から飛び出してくれたのは嬉しい出来事です。そこに土屋太鳳、田中圭というネームバリューのあるスター俳優が出演してくれたことも嬉しいです。
序盤のスラップステッィク・コメディ調から始まり恐怖や悲劇と喜劇は紙一重だと言うことを改めて教えてくれます。正義や幸せの在り方を改めて考えさせてくれます。土屋太鳳の序盤の純朴さと後半の妖艶さのギャップが素晴らしく、魅了されます。土屋、田中の二人はパブリックイメージもあってか陽性のキャラクターを演じることが多いですが、こういう暗い情念に満ち満ちた役ももっと見たいところです。