韓国版&ゾンビ版「マッドマックス」の世界

2020年12月25日 平沢 薫 新感染半島 ファイナル・ステージ ★★★★★ ★★★★★

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新感染半島 ファイナル・ステージ

 前作「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、疾走する新幹線車中での感染拡大という逃げ場の無さが強烈だったが、この続編では趣向をガラリとチェンジ。前作の4年後の設定で"半島"に世界を広げ、ゾンビ版かつ韓国版の「マッドマックス」的世界が展開する。ゾンビは動きがものすごく速く、すさまじい勢いで突進して来るので、攻防アクションはかなり過激でバイオレンス度が高い。
 もうひとつの見ものは、ゾンビ世界で育った子供たちの登場。同様にゾンビ世界で成長した子供たちは、人気TVシリーズのスピンオフ「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド」でも描かれるが、かなり異なる育ち方をしているので比べてみるのも一興。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「日経エンタテインメント!」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:「獣の棲む家」@Netflixが、ゴーストハウス映画の変形版として見ても興味深い。アフリカからロンドンへ移民してきた夫婦が住むことになった家で怪異が起きるが、そこには夫婦の過去、彼らのルーツ、移民をめぐる現状が絡んでいるという現代的恐怖譚。

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