ディズニープリンセス劇にも似たアメコミ映画の発展形

2020年12月22日 相馬 学 ワンダーウーマン 1984 ★★★★★ ★★★★★

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ワンダーウーマン 1984

 ヒロインの冒頭のナレーションは、そのまま映画の教訓的なテーマに。これから始まる物語が、おとぎ話的なものであることを予感させる点に、まず引き寄せられる。

 シリアスな流れでヒロインの成長を描くのは、前作と同様のタッチ。回想で描かれる超人的な運動会、モールでの悪党退治など、アクションの見せ場にも事欠かず、大作の風格は確実に味わえる。

 興味深いのは近年のディズニーのプリンセス・ストーリーにも似た構図。恋に生きるのではなく自分を磨いて生きるヒロイン像は、悪人らしい悪人が出てこないキャラ配置や、教訓含みのドラマにハマった。アメコミ映画らしいエッジには乏しいが、これはこれでアリだろう。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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