N.Y.に思いを馳せながら……

2020年12月21日 中山 治美 ニューヨーク 親切なロシア料理店 ★★★★★ ★★★★★

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ニューヨーク 親切なロシア料理店

N.Y.を舞台にデンマークのシェルフィグ監督が仏のタハール・ラヒム、英国のビル・ナイら多国籍キャストで撮った合作映画。それだけでN.Y.らしさを表しており、しかもタハールもビルも老舗のロシア料理店スタッフというのが洒落が効いていて笑っちゃう。そんな異国での苦悩を知る人たちが、DV夫から逃れてきた母子たちに手を差し伸べる。19年製作だが、今まさにN.Y. の片隅で同様の事が行われているのではないか?いや、行われていて欲しいと願わずにはいられない。そして『幸せになるためのイタリア語講座』『人生はシネマティック!』の監督の、その時代を懸命に生きる女性たちに向けられる視線は変わらず優しい。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。日本映画navi、全国商工新聞、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、BANGER!、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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