冒頭からスクリーンでアクションを浴びる快感に浸ってしまう

2020年12月16日 斉藤 博昭 ワンダーウーマン 1984 ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ワンダーウーマン 1984

冒頭のアマゾン族、大運動会から「こういうアクション映画を大スクリーンで浴びたかった」と快感に酔いしれた。その勢いは、80年代を意識した派手な悪者退治へと継続。ワシントンDCのロケも効果的に機能する。主人公の胸のすくような活躍と、ロマンチックな要素のコントラストも前作以上で、『ゴースト/ニューヨークの幻』や『天国から来たチャンピオン』が重なり、ノスタルジックに胸を締めつけられる瞬間もあった。

ただし、2時間半の長さに相当する物語かは疑問だし、悪役の造形、何でもアリ的な世界危機、教訓の盛り込み方など、80年代の世界を意識したとはいえ、明らかに近年のスーパーヒーロー映画の流れから「後退」を感じる。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:地元の藤沢で、同じ高校出身の大島新監督の『なぜ君は総理大臣になれないのか』凱旋上映。監督のトークのお相手を務めました。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

斉藤 博昭さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]