軽いのか重いのか、この微妙な感じ。のんにハマり過ぎなのは確約

2020年12月13日 斉藤 博昭 私をくいとめて ★★★★★ ★★★★★

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私をくいとめて

脳内に存在する(と勝手に主人公が思ってる)「A」という人格と会話…の設定が、日本映画にありがちな「セリフで説明過多」の状況を納得させる。あの人のAの声も完璧。

そんな脳内人格との対話で日常を完結させ、なんとなく自分の周囲だけで生きてる主人公と、目的を達成して幸せいっぱいそうな親友。カードの裏オモテのような相手との対比が、じつは反転していたりするリアルが、「あまちゃん」のアキとユイの発展系なのは偶然ながら味わい深い。

片桐はいりの上司がオフィスで靴を履き替えるなど、何気ない細部の描写がうまい。軽いコメディ要素やポップな演出もうまく機能しているだけに、全体として「長く感じる」印象は否めない。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:地元の藤沢で、同じ高校出身の大島新監督の『なぜ君は総理大臣になれないのか』凱旋上映。監督のトークのお相手を務めました。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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