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おとなの事情 スマホをのぞいたら (2020):映画短評

おとなの事情 スマホをのぞいたら (2020)

2021年1月8日公開

おとなの事情 スマホをのぞいたら
(C) 2020 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

くれい響

東山紀之のキャスティングが肝となる日本版リメイク

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

パスタやワインに舌鼓を打ったオリジナル・イタリア版『おとなの事情』、江原道料理とマッコリが振舞われた韓国版『完璧な他人』に比べ、グルメ的にはモノ足りないが、「なぜ、毎年集まってるのか?」という謎が追加された日本版リメイク。最大の肝は舞台版「チョコレートドーナツ」も好評だった東山紀之が、主要キャラ7人唯一の独身というキーパーソンを演じたこと。鈴木保奈美、常盤貴子ら、ほかの6人との掛け合いは、まるで舞台劇を観ているような安定感だ。栗原美和子がプロデュース、「101回目のプロポーズ」などの連ドラを手掛けてきた光野道夫監督作だけに、「新春ドラマスペシャル」なノリで楽しむのがベター。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

一幕ものの舞台のような

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

イタリア映画のリメイク版ですが、日本的なエッセンスが多くてオリジナリティを感じさせます。
舞台経験も豊富なキャストが揃っていることもあって、一幕ものの舞台を見ているような感じが残ります。
軽さと重さのバランスが良くて、大人のユーモアストーリーを見ることができます。
特に女優陣のコメディエンヌぶりは楽しませてくれます。
派手さはないけど、身のぎっしり詰まった楽しい作品に仕上がっています。

この短評にはネタバレを含んでいます
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