原作小説に「フリーバッグ」の味もちょっぴりプラス

2020年9月18日 平沢 薫 エノーラ・ホームズの事件簿 ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
エノーラ・ホームズの事件簿

 シャーロック・ホームズには20歳年下の14歳の妹エノーラがいたという設定の少女向け小説シリーズの映画化なので、可愛い小物も衣装もドラマに絡む美少年もしっかり原作ファン対応。そして、そこからいい意味でちょーっぴりはみ出ているのは、監督がロンドンのアラサーこじらせ女子を描く辛口コメディTVシリーズ「Fleabag フリーバッグ」のハリー・ブラッドビアだから。14歳のエノーラは「フリーバッグ」のヒロイン同様、たまにカメラ目線で視聴者に目配せするのだ。おまけに一家のキャストが超豪華。母はヘレナ・ボナム・カーター、兄はサム・クラフリンとヘンリー・カヴィル。このホームズ兄弟の大人向けスピンオフもぜひ。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」@Netflix、前作「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」の元ネタはシャーリー・ジャクソンの「たたり」だったが、今回はヘンリー・ジェイムズの「ねじの回転」。名作を根底に置いてはいるが、今回もアレンジぶりが物凄い。

平沢 薫さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]