で、事実はいったい何だったの?

2020年7月12日 山縣みどり 誰がハマーショルドを殺したか ★★★★★ ★★★★★

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誰がハマーショルドを殺したか

1961年に他界したハマーショルド元国連総長の死の謎を追うドキュメンタリーで、フーダニット&ホワイダニットが基本。M・ブリュガー監督は暗殺前提だ。ただし謎が謎を生み続けるので、監督が秘書二人とロールプレイもどきをしながらこんがらがる自体を整理する設定が演劇的でユニークだ。コミカルですらある。暗殺事件の背景を探るうちに南アの白人至上主義が絡む謎の組織サイマーの異常な作戦にぶち当たるし、MI6やCIAの関与を匂わせる関係者や証言そのものが果てしなく胡散臭かったりで「事実はどこに?」という気分になる。取材に7年間かけた監督と相棒の根気強さを評価したい。奇想天外な話が続き、何度でも見たくなる絶品なり。

山縣みどり

山縣みどり

略歴:雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況:リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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