『ワイスピ』公開延期の悲しみを癒してくれる一本!

2020年6月1日 くれい響 ブラッドショット ★★★★★ ★★★★★

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ブラッドショット

『ジョン・ウィック』監督コンビが降板し、雲行きアヤしい雰囲気を醸し出していたヴァリアント・コミックスの映画化だが、そこは“ヴィン・ディーゼル版『アップグレード』”として、しっかり確立。不死身の肉体を手に入れた無双感に加え、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」の絶妙な使い方など、ちょいと捻ったB級SFアクションとして興味深い仕上がりに。“記憶”がテーマだけに、ガイ・ピアースを暴走博士にキャスティングする巧さに加え、エイザ・ゴンザレスのヒロインが魅力的。彼女の“レティ感”やラストの夕焼けなど、やたら『ワイスピ』臭漂うカットもあり、新作公開が延期された悲しみを癒してくれる一本といえる。 

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『追龍』『WAR!!!』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「CREA WEB」にて水野勝さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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