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ザ・タウン (2010):映画短評

ザ・タウン (2010)

2011年2月5日公開 125分

ザ・タウン
(C) 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
猿渡 由紀

ひとつのキャスティング以外は全部褒めたい犯罪スリラー

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

ベン・アフレックが監督の力量を本格的に発揮した作品。監督デビュー作「Gone Baby Gone」から飛躍、主演も兼任したし、カーチェイスや銃撃戦も見事にこなしている。犯罪どっぷりの環境に生まれ育ち、出て行くなどありえなかった主人公が、ある出会いからその可能性を考え始めるという物語。その出会いの相手が、普通でないのだ。唯一、気に触るのは、ブレイク・ライヴリーのキャスティング。幼なじみという設定だが彼女はアフレックより15歳も下なのである。スタジオのプレッシャーやらいろいろあったとは思うし、彼女の演技は悪くないが、正しい年齢の優れた女優は何人でもいただろう。それ以外は文句なくおもしろい映画だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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