なぜ今、『若草物語』なのか?

2020年5月29日 相馬 学 ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 ★★★★★ ★★★★★

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

 今なぜ『若草物語』なのだろう? そんなことを考えながら本作を見ていたが、結論から言うと現代に通じる女性の自立、という点に尽きる。

 次女ジョーの妥協しない創作姿勢や、末娘エイミーのレディーへの能動的な変ぼうの強調は、その表われ。『レディ・バード』で注目されたG・ガーウィグが監督に起用されたのは必然的で、心理描写はあくまで丁寧だ。

 長女や三女の存在感が薄い点は原作のファンには気になるところかもしれないが、それでもオスカーにノミネートされたふたりの旬の女優の好演は見どころ。とりわけ『ミッドサマー』に続いて複雑な感情を表現したF・ピューがイイ味を出している。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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