冷徹さが味のベッソン流女スパイ活劇

2020年5月20日 相馬 学 ANNA/アナ ★★★★★ ★★★★★

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ANNA/アナ

 『レッド・スパロー』の後では既視感がなくもないが、まぎれもないベッソン印で、さすがのヒロイン・アクション。

 初任務となるレストランでの大立ち回りを筆頭に、アクションにはとにかくキレがあるし、スレンダーなS・ルスの立ち回りとポージングがイチイチ、キマる。スタイリッシュな……と形容されることが多いベッソンらしい見せ場の連打。

 ベッソン作品としては『ニキータ』を連想させるが、同作のロマンを徹底排除した点が新味。恋愛が心の拠り所ではなく、“武器”にしかならない冷徹さに、『ニキータ』から約30年を経た時代の複雑さが透けて見え、興味深い。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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