川面の光に映えるブラピのイケメンっぷりは異常事態

2020年5月19日 斉藤 博昭 リバー・ランズ・スルー・イット ★★★★★ ★★★★★

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リバー・ランズ・スルー・イット

「カインとアベル」「エデンの東」など、対照的な兄弟を描いた名作はどこか神話的な輝きを放つ。今作もその法則をクリア。堅実で内向的な兄と自由で活発な弟と、よくあるパターンだが、回想形式で進むことで、予感される事件にも神々しさが与えられ、川の流れと人生を重ねたタイトルも心に深くしみる。兄弟の心がひとつになるフライフィッシングでは、時間も止まった尋常ではない美しさが支配。まさに、無の境地。監督レッドフォードの「この物語を撮りたい」思いが宿った。

大自然で釣りをするブラピの姿が多くの人に記憶にやきついたが、改めて観ると無鉄砲でナイフのような危険な面も際立ち、現在に至る俳優の魅力、その原点を再認識。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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