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楽園の瑕(きず) 終極版 (2008):映画短評

楽園の瑕(きず) 終極版 (2008)

2013年7月20日公開 94分

楽園の瑕(きず) 終極版
(C) 1994 2008 BLOCK 2 PICTURES INC.All Rights Reserved.
くれい響

アートを極めた、伝説の香港オールスター競演作

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

哲学的なセリフや意味深なカットが多いことで、公開当時「難解極まりない」と言われたが、本作も『欲望の翼』『恋する惑星』などのウォン・カーウァイ監督作に共通する、ほぼ“全員片思い”なキャラたちの時間や記憶をめぐる物語。カップヌードルCM「HUNGRY DAYS」にも近い監督の二次創作だけに、元ネタの武侠小説「射鵰英雄伝」を知らなくても問題なし。「オリジナル版」のトニー・レオンのアクションシーンは削られたが、デジタル処理された色彩や音響に加え、レスリー・チャン演じる狂言回しの出番がマシマシ。それにより、ラブ要素が強まっており、伝説のオールスターキャストが放つ色気にひたすら酔うべし!

この短評にはネタバレを含んでいます
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