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踊ってミタ (2020):映画短評

踊ってミタ (2020)

2020年3月7日公開 105分

踊ってミタ
(C) 2020「踊ってミタ」製作委員会
くれい響

新進女優の“名刺代わり”としても見応えアリ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

“地方再生の町おこし”という王道な展開でありながら、ボカロ・踊ってみた要素を加えたことで違った味わい出た快作。文句なしの40mPの楽曲に加えて、ダメ男っぷりに安定感を感じる岡山天音&キレキレな動きを魅せる武田玲奈の絶妙なバランス、さらには脱退したロコドルの苦悩を表現した加藤小夏やヤンキー演技が意外とハマった横田真悠の“名刺代わり”としても見応えアリ。各エピソードを盛り込み過ぎた感やダンスシーンの見せ方など、若干難はあるもの、その熱量は十分に伝わり、飯塚俊光監督は、前作『ポエトリー・エンジェル』以上にエンタメ性を増すことに成功している。まさに拾いモノの一作といえるだろう。

この短評にはネタバレを含んでいます
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