シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

映画と映画を愛する人へのリスペクトが伝わる快作

  • カツベン!
    ★★★★

    スクリーンに登場するキャラクターが全く理解できない言語を話していても、なんとなく意味がわかる。それが映像のパワーだと思うが、活動弁士の口上でさらに面白くなったのだなと無声映画の時代に思いを馳せてしまった。映画を愛する青年の成長と興行黎明期ならではのドラマを重ねる構成もいい。またB・キートン風のドタバタやギャグや35mmフィルムで撮ったモノクロ無声映画など、全編を通して周防監督の映画への愛情とリスペクトが伝わってくる。弁士たちの個性あふれる声色も魅力的だし、特に成田凌のカツベンぶりは気合い十分! 彼はコメディでひと皮向けたようで、ノンノボーイの先輩である阿部寛みたいになれるかも。

⇒映画短評の見方

山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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