余計な予想をしないで観れば、感動も大きくなる見本のような一作

2019年12月2日 斉藤 博昭 ラスト・クリスマス ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ラスト・クリスマス

タイトルどおり、ワム!の名曲が要所で流れ、主人公が働く店がクリスマス用グッズを扱うかわいいショップ、舞台はネオンきらめくロンドンと、映画全体でクリスマスムードを高める効果は満点。新たな出会い、恋のときめき、なかなか会えないやるせなさ、ちょっぴり不思議な体験と、物語自体にもクリスマスの小さな奇跡が織り込まれ、『ブライズメイズ〜』のポール・フェイグ監督らしい、ふざけたギャグが、深刻になりかける恋の運命を明るい方向に引き戻す。

そしてこの作品、映画の本質を考えさせる一本でもある。それは……まっさらな気持ちで向き合い、流れに身を委ねれば驚きと感動を味わえる、という本質。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

斉藤 博昭さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]