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ラフィキ:ふたりの夢 (2018):映画短評

ラフィキ:ふたりの夢 (2018)

2019年11月9日公開 82分

ラフィキ:ふたりの夢
(C) Big World Cinema.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

山縣みどり

普通の恋も命がけという不条理に憤る

山縣みどり 評価: ★★★★★ ★★★★★

個人の性的指向に国家が口出しする理由がわからないが、同性愛が違法な国はまだまだ多いらしい。本作の舞台であるケニアもそうで、ポップ&カラフルな青春ドラマに仕上げてはいるが、ヒロインのケナ&ジキを取り巻く環境が恐ろしい。同性愛者だからと暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたり。さらには宗教の力で“まとも”になると信じる人々の無理解、というか無知!? 普通に恋したはずが、実は命がけという不条理に憤った。ケニアでは通常上映ができなかったらしく、LGBTQへの根深い偏見が取り除かれる日はまだまだ遠そう。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

「教科書」のような恋愛映画

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

同性同士、そしてたがいの親が選挙のライバルということで、周囲からの差別や抑圧もあり、まさに「ロミオとジュリエット」的な様相を呈する主人公の恋。乗り越えるハードルがいくつも存在する純愛映画として、極めて普遍的。観る者のセクシャリティに関係なく、ストレートに共感を誘う作りだ。LGBT映画として奇をてらうことなく、真剣勝負で臨む意思が貫かれている。逆に言えば、何度も観たような展開ではあるが、舞台がケニアということで、映画との「新鮮な出会い」を実感できるだろう。極彩色を過剰なまでに詰め込んだ映像は観ているだけで気分が上がるし、外光や室内のライティングも計算され、その極彩美を「眼福」レベルに引き上げた。

この短評にはネタバレを含んでいます
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