美談にあらず。等身大のラブストーリーに震える!

2018年5月11日 相馬 学 ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~ ★★★★★ ★★★★★

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ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~

 “感動の実話”というふれこみに身構える必要はナシ。ここではテロに勝った英雄の美談ではなく、人間としての成長の過程がとらえられる。

 テロで脚を失いながらも犯人逮捕に貢献したことで主人公はメディアによってヒーローに祭り上げられるが、本人の意識は、いいかげんに生きてきたダメ人間に過ぎない。そんな彼が、何にとまどい、何を恐れていたのかを丁寧にすくいとる。

 主人公の目線の先には、つねに友達以上・恋人未満のヒロインの存在がある。彼女との関係の変化をとおして描かれる”成長”は、恋をしたことのある人ならば誰でも身に覚えがあるはず。本作の感動は美談ではなく、等身大のラブストーリーの中に宿っている。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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