シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

恋するゾンビは精神的童貞の男子でもある!?

  • ウォーム・ボディーズ
    ★★★★

     ゾンビ映画に登場するゾンビに感情移入したことがある方は、そんなに多くはないと思う。たいていのゾンビ映画は逃げ惑う人間の側に視点が置かれており、生ける屍であるゾンビはそもそも感情を持たないバケモノとして描かれているのだから。とはいえ、ゾンビも所詮は想像の産物であり、感情を持つゾンビがいてもおかしくはない。ゾンビが人間の美少女に恋をしても、もちろんアリだ。

     そんな独特のシチュエーションをラブコメディにしてみせた本作。恋をしたものの、思いを言葉にして伝えるのはひと苦労だし、高ぶる感情とは裏腹にノロノロとている動きが歯がゆい。そんなゾンビならではの特性が、童貞男子のモジモジぶりに重ならなくもない。好きな女の子を目の前にして体が硬直して言葉が出てこなくなるアレに、主人公の心の声である“何やってんだ、俺…”的なナレーションが重なると、どうしても共感してしまう。

     注目のイケメン俳優ニコラス・ホルトの主演起用も効いており、女性の観客にもアピールする可能性は大。ゾンビ映画という概念を捨てて、ユーモアとロマンスを楽しんでしまいたい。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: スターチャンネルの無料放送番組『GO!シアター』に出演中。新作映画について語ります。

» 相馬 学 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク