『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など注目作7選！

　クエンティン・タランティーノ監督の最新作など、今週公開の注目映画を紹介する。（編集部・大内啓輔）

ディカプリオ×ブラピ×タランティーノ！描かれるハリウッドの光と影

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』8月30日公開

　『ジャンゴ　繋がれざる者』のレオナルド・ディカプリオと『イングロリアス・バスターズ』のブラッド・ピットがクエンティン・タランティーノ監督と再タッグを組んだ話題作。1969年のロサンゼルスを舞台に、シャロン・テート殺人事件などの史実を軸にしながらハリウッドでの3日間を描き出す。共演にはマーゴット・ロビー、アル・パチーノ、ダコタ・ファニング、ジェームズ・マースデン、ティム・ロスら。

引きこもり侍が挑む、城ごと引っ越しプロジェクト！

『引っ越し大名！』8月30日公開

　『超高速！参勤交代』の原作と脚本を手掛けた土橋章宏の小説を映画化。何度も国替え（引っ越し）をさせられた大名・松平直矩のエピソードをもとに、高額な費用のかかる遠方への引っ越しを知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩士たちの奮闘を描く。主演の星野源のほか、高橋一生、高畑充希、小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博などが出演。『のぼうの城』などの犬童一心が監督を務めた。

親友同士のあいだにある人種問題の見えない壁

『ブラインドスポッティング』8月30日公開

　オークランドを舞台に、保護観察下にある黒人青年と彼の長年の友人である白人青年の真の友情が試される。人種の違いや貧富の差が生むトラブルなど、現在のアメリカの問題を鮮やかに描き出す。主人公の青年を演じるのは、実生活でも友人同士であるダヴィード・ディグスとラファエル・カザル。2人は脚本も担当し、監督を長編デビューとなるカルロス・ロペス・エストラーダが務めた。

壮大な冒険譚は、愛と友情、そして勇気から生まれた

『トールキン　旅のはじまり』8月30日公開

　「指輪物語」「ホビットの冒険」などで知られるJ・R・R・トールキンの前半生を描く。母親や学生時代の仲間とのエピソード、運命の女性との恋模様などを映し出す。ニコラス・ホルトが主人公を演じ、リリー・コリンズ、コルム・ミーニイ、アンソニー・ボイル、パトリック・ギブソンらが共演。監督は『トム・オブ・フィンランド』などのドメ・カルコスキ。

死にたい小説家志望×クビ寸前の殺し屋による痛快ブラックコメディー！

『やっぱり契約破棄していいですか!?』8月30日公開

　小説家を目指すも芽が出ず、絶望して7回自殺を試みたがいずれも失敗している青年と、英国暗殺者組合の会員として素晴らしいキャリアを誇りながらも、今では暗殺件数のノルマを達成できずクビ寸前の殺し屋の出会いと攻防を描く。アナイリン・バーナード、トム・ウィルキンソン、フレイア・メイヴァーなどが出演。監督は長編デビューを飾るトム・エドマンズ。

リリー・ジェームズ主演！英作家が魅せられた読書会の謎とは？

『ガーンジー島の読書会の秘密』8月30日公開

　第2次世界大戦中にドイツ占領下にあったガーンジー島を舞台に、ある作家が魅了された読書会をめぐるミステリー。リリー・ジェームズが島に取材に訪れた主人公の作家を演じるほか、ミキール・ハースマン、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、マシュー・グード、ペネロープ・ウィルトンらが共演。監督を『フォー・ウェディング』などのマイク・ニューウェルが務めた。

キアヌ・リーヴスが魅せる至高のサスペンス・アクション！

『ブルー・ダイヤモンド』8月30日公開

　『ジョン・ウィック』シリーズなどのキアヌ・リーヴスが主演を務めたサスペンス・アクション。アメリカ人宝石ディーラーがマフィアに追われながら“ブルー・ダイヤモンド”をめぐる一世一代の取引に臨む。共演にアナ・ウラル、パシャ・D・リチニコフら。監督を『フランク＆ローラ 魔性のレシピ』などのマシュー・ロスが務める。