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『アベンジャーズ』ブラック・ウィドウ&スカヨハ プロとしての共通点

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のブラック・ウィドウ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のブラック・ウィドウ - (C) 2019 MARVEL

 ついに公開を迎えたシリーズ完結編『アベンジャーズ/エンドゲーム』。約10年にわたって、最強チーム「アベンジャーズ」で活躍してきたブラック・ウィドウと、彼女を演じ続けてきたスカーレット・ヨハンソンには、ある共通点がある。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』本編映像

 それは、幼い頃から専門的訓練を受けて、その道のプロフェッショナルになったこと。ブラック・ウィドウは幼少時からスパイになる訓練を受けていたが、スカーレットも幼い頃から演技学校に通い、なんと8歳でオフブロードウェイの舞台にデビュー、10歳で『ノース/ちいさな旅人』で映画デビューしているのだ。

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 スカーレット自身は1984年11月22日、ニューヨーク生まれ。アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrの19歳年下。キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスの3歳年下だ。2010年の『アイアンマン2』でマーベル映画に参入する前から、映画ファンの間では、すでに広く知られた注目俳優だった。このあたりも、アベンジャーズに参加する前から、敏腕スパイとして活躍していたブラック・ウィドウと似ているかもしれない。

 何しろ、11歳で初主演した1996年の『のら猫の日記』でインデペンデント・スピリット賞主演女優賞にノミネート。2001年の『ゴーストワールド』はアカデミー賞脚色賞はじめ各映画賞で話題を集めた。2003年には、ソフィア・コッポラ監督『ロスト・イン・トランスレーション』とピーター・ウェーバー監督『真珠の耳飾りの少女』の2作でゴールデン・グローブ賞女優賞にダブルノミネート。マイケル・ベイ監督のアクション『アイランド』(2005)の一方で、ウディ・アレン監督の『マッチポイント』(2005)に出演。インディー系映画と大作の両方で活躍していた。

 マーベル映画に出演して、より人気者になっても、彼女の方針は変わらない。近年もアクション大作『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)に出演したかと思えば、ウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』(2018)に参加。すでに『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督の新作『ジョジョ・ラビット(原題) / Jo Jo Rabbit』を撮影済みで、『フランシス・ハ』のノア・バームバック監督が手掛ける新作への出演も決まっている。

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 ところで、ブラック・ウィドウといえば、恋愛方面はあまり順調ではないように見受けられる。家族がいるホークアイとの関係は同志愛のようなものだし、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ではハルクと親密になったのに、彼がどこかへ行ってしまう。そのあたり、スカーレット自身はどうなのかというと、かなり恋多き女性なようだ。

 まず、2004年頃にジャレッド・レトーとの交際が噂に。そして2005年頃から『ブラック・ダリア』で共演したジョシュ・ハートネットとかなりオープンに交際。そして、 ライアン・レイノルズと2008年に結婚し、2010年に離婚。それから、2013年にフランス人ジャーナリスト、ロマン・ドリアックと結婚して娘ローズちゃんが生まれるが、2017年に離婚。2017年末には「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本家で出演もするコリン・ジョストとの交際を認め、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のLAプレミアに同席。そろそろ結婚かという噂も出ている。

 そんなスカーレット演じるブラック・ウィドウが『エンドゲーム』でどんな活躍を見せるのかも気になるが、彼女にはすでに先の企画もある。マーベル・スタジオは、単独映画『ブラック・ウィドウ(原題) / Black Widow』の製作準備を進めているのだ。ブラック・ウィドウは今後もゆっくり休んではいられない。(平沢薫)

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