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「半分、青い。」で注目の石橋静河、若き実力派女優としての活躍

『きみの鳥はうたえる』で柄本佑、染谷将太と共演した石橋静河
『きみの鳥はうたえる』で柄本佑、染谷将太と共演した石橋静河 - (C) HAKODATE CINEMA IRIS

 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に出演し、注目を浴びている石橋静河。2017年の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で話題を呼び、今後も『きみの鳥はうたえる』(公開中)など出演作が続く彼女の若き実力派女優としての活躍ぶりを紹介する。

映画『きみの鳥はうたえる』予告編【動画】

 石橋は現在、連続テレビ小説「半分、青い。」に、佐藤健ふんする律の妻・より子役として出演。一人息子を名門小学校へ通わせる教育熱心な母親で、夫にも大きな期待を寄せる女性を演じている。その存在感ある演技には放送直後から話題が集まっており、この後も物語がどのような展開を迎えるのかに期待が高まるところ。

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きみの鳥はうたえる
(C) HAKODATE CINEMA IRIS

 石橋凌原田美枝子を両親に持つ彼女は、1994年生まれの24歳。4歳からクラシックダンスを始め、2009年にはアメリカとカナダにダンス留学、2013年に帰国してコンテンポラリーダンサーとしての活動を開始する。その後、役者としても頭角を現し始め、2016年には野田秀樹演出の舞台「逆鱗」(NODAMAP)に出演。行定勲監督が震災後の熊本を描いた映画『うつくしいひと サバ?』(2017)では、得意のコンテンポラリーダンスを披露している。

きみの鳥はうたえる
(C) HAKODATE CINEMA IRIS

 そんな石橋が一躍注目されることとなったのは、2017年の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』での好演がきっかけ。最果タヒのベストセラー詩集を映像化した同作では、池松壮亮とダブル主演に抜擢され、映画初主演を果たした。病院に看護師として勤務する傍ら、夜はガールズバーで働く女性を演じ、胸に抱える漠然とした不安や孤独を感受性豊かな演技で表現した。世界各国の映画祭に出品され、国内でも高く評価された同作で、石橋はブルーリボン賞新人賞、キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞ほか数多くの新人賞を総なめにした。

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きみの鳥はうたえる
(C) HAKODATE CINEMA IRIS

 さらなる活躍が期待される石橋だが、『きみの鳥はうたえる』では柄本佑染谷将太という演技派俳優との共演を果たした。夏の函館を舞台に若者たちが過ごす何気ない日常をみずみずしく描くこの青春映画で、石橋は二人の男たちの間を行き来する佐知子にふんし、透明感あふれる演技を披露。幸福な時間を送りながらも終わりの予感をはらんでいるような、切ない青春の空気感が作り上げられている。本作は『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』など映画化作品も続き、再評価が進む佐藤泰志の小説を原作に、『Playback』『THE COCKPIT』などの三宅唱が監督を務めた。

きみの鳥はうたえる
(C) HAKODATE CINEMA IRIS

 そして、今後は待機作として、松田龍平主演の『泣き虫しょったんの奇跡』(9月7日公開)、趣里菅田将暉がメインキャストを務める『生きてるだけで、愛。』(11月9日公開)、加藤雅也が主演する『二階堂家物語』(2019年1月25日公開)などがある。また、テレビドラマに初挑戦し、初主演となった「You May Dream ~ユーメイ ドリーム」(NHK)が9月24日に放送される予定となっている(3月にNHK総合の九州沖縄地方で放送)。ロックバンド・シーナ&ロケッツの青春時代を描く同ドラマでは、石橋は同グループのボーカルを担当した、自由奔放でダイナミックな音楽少女のシーナ役を務めた。(編集部・大内啓輔)

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