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『ワンダー 君は太陽』天才子役ジェイコブくん、チューバッカとの共演はご褒美!

息の合ったやりとりでインタビューに答えた、監督&ジェイコブくん
息の合ったやりとりでインタビューに答えた、監督&ジェイコブくん

 映画『ワンダー 君は太陽』で、生まれつき顔立ちが人と違う少年を演じた天才子役ジェイコブ・トレンブレイくんと、監督・脚本を務めたスティーヴン・チョボスキーがそろって来日した際に、笑いが絶えなかったという、本作の撮影を振り返った。

天才子役の演技に涙『ワンダー 君は太陽』特報映像

 全世界で600万部のベストセラーとなった「ワンダー」を映画化した本作は、遺伝子の疾患で外見が人と異なる少年オギーの新たな日々を、彼を取り囲む人たちの視点も交えて描いた感動作。『ルーム』(2015)で一躍天才子役の名をほしいままにしたジェイコブくんは、大がかりな特殊メイクをしてオギーになりきった。「オギーが患っているトリーチャー・コリンズ症候群の主な症状は、骨の欠如といったものなので、特殊メイクではどうしても付加的になってしまう。それをどう解決するかということにかなり苦労したけど、(特殊メイクを担当した)アリエン・タイテンが素晴らしい仕事をしてくれたと思う」と苦戦を強いられていたことを明かす監督。

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Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 一方のジェイコブくんは「特殊メイクはときどきかゆかった。でも暖かいコクーンのようでもあったし、特殊メイクをしていることを忘れるときもあったよ。メイクのおかげで、僕はオギーなんだって確かに感じることができた」とそのありがたみを口にする。ジェイコブくんは感情面での役づくりも徹底的に行っていた。オギーと似た症状を持つ子どもたちを支援するNGO団体チルドレンズ・クラニオフェイシャル・アソシエーション(CCA)や、トロントの小児病院(SickKids)を訪れたそう。「そこで友達になった子たちに、自分の経験や、僕に知ってほしいことをなんでもいいので、手紙に書いて送ってほしいと伝えたんだ。そしたらたくさんの手紙が届いた。僕はそれをバインダーにいれて、悲しいシーンをするときに悲しい曲を聴きながら読み返していたんだ」。

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 ジェイコブくん自身にオギーとの共通点も多く、それによってこの役が特別なものになったとも語る。「オギーは僕がこれまでに演じてきたどの役とも違うんだ。でも、僕との共通点がたくさんある。僕たちはスター・ウォーズが大好きだし、家族もいて、犬も飼っていて、犬の名前はどちらもスター・ウォーズにちなんだ名前なんだよ!(※ジェイコブくんの犬はレイ、オギーの犬はデイジー)。楽しいことが好きで、たくさん友達をつくりたいと思っているところもね」。オギーがスター・ウォーズ好きであることにより、劇中にチューバッカが登場するといった映画ファンにうれしい演出もある。「チューバッカとのシーンは仕事じゃないみたいだったよ。ご褒美みたいな感じだった」「とても楽しかった。僕ら子どもたちにとってだけでなく、大人たちにとってもワクワクするような撮影だったと思うよ。だって彼らはチューバッカとともに育ったからね」とうれしそうに監督に話しを振るジェイコブくん。

 それには監督も笑顔で語りだす。「僕が最初の『スター・ウォーズ』を観たのは7歳のときだったからね。チューバッカとの仕事は本当に素晴らしく、監督としてはなんともシュールな体験だった。これまでにも監督としてラッキーだなと思うときはあった。素晴らしい俳優たちに向かって『カット! アクション!』と言いながら、『わお、今ジュリア・ロバーツに向かって話しているんだ』とかって。その前の映画では、エマ・ワトソンたちと仕事ができたし。素晴らしい人たちとの仕事に恵まれてきた。若き天才であるジェイコブとも仕事ができた。そしてチューバッカだ(笑)! 本当に信じられないよ。チューバッカと過ごせた日は特別だった。チューバッカに向かって『アクション、カット!』って言ったかと思えば、『チューバッカ、今度は少しこうしてくれるかい?』『チューバッカ申し訳ないんだけど、ちょっとだけ動いてくれるかい?』なんて。不思議な撮影現場だったよ(笑)」。

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 もちろん、チューバッカがいないときでも本作の撮影は和気あいあいとしていたそうだ。ジェイコブくんが「毎日が楽しい瞬間だったよ。子どもたちみんなでふざけあったり、お芝居でアドリブしたり。とても笑える撮影現場だったね。スティーヴンがおかしなセリフをたくさん追加したから、そのおかげでとても楽しい撮影現場になった」と語ると、「本当に楽しかったね」と優しく同調する監督。しかし、監督は続けざま「僕が好きなのは、食堂でいじめっ子のジュリアンがオギーに嫉妬するシーン。オギーがたくさんの新しい友達と楽しそうにしているというのを描けばいいだけだから、実際に彼らがどんな会話をしているかは大して重要じゃない。なので、彼らが“ゲップコンテスト”をしてもいいわけだ(笑)。僕のこと信じてほしいんだけど、『そして、サマーがゲップをする』なんて脚本に書いてあったわけじゃないんだよ! 僕は書いてない(笑)」と誤解されないように説明。そんな監督を気にせず、「もちろん、ゲップコンテストでは僕が勝ったよ!」「ゲップをするのは簡単だよ、空気を飲み込めばいいんだよ!」と誇らしげなジェイコブくんは超キュート。撮影現場でもこんな調子で場を和ませてくれていたのだろうと想像がつく。(編集部・石神恵美子)

映画『ワンダー 君は太陽』は公開中

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