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長澤まさみ主演、月9「コンフィデンスマンJP」注目ポイントは?

長澤まさみが披露するさまざまな業界人への七変化が見もの
長澤まさみが披露するさまざまな業界人への七変化が見もの - (C)フジテレビ

 4月9日よりスタートするフジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」。主演を務めるのは、近年、映画・ドラマ・舞台と幅広い役柄を演じ、女優として高い評価を得ている長澤まさみ。そして脚本を担当するのが「リーガルハイ」シリーズなどで人気の古沢良太だ。この組み合わせだけでも興味が沸くが、さらに本作の題材は、信用詐欺、取り込み詐欺師など騙し騙され二転三転するジャンルを意味するコンゲーム……。果たしてどんな作品になっているのだろうか。先ごろ完成披露試写会で披露された第1話でその魅力の一端が明らかになった。

【写真】東出昌大もイメージ全然違う!月9「コンフィデンスマンJP」場面写真

 古沢脚本といえばこれまで数々の女優陣を輝かせてきている。例えばテレビドラマ「リーガルハイ」(フジテレビ系、2012・2013)。芸達者な堺雅人演じる偏屈な弁護士・古美門研介の強烈なキャラクターはもちろん、その助手となる新垣結衣ふんする黛真知子は、これまでのイメージを大きく変えるような、コミカルかつトボけたキャラクターで、新垣の新たな魅力を発掘した。また現在、主演映画が続く土屋太鳳も、古沢が手掛けた「鈴木先生」(テレビ東京系、2011)で演じた絶世の美少女・小川蘇美が印象的で、いまだに「はまり役だった」という声を聞く。

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コンフィデンスマンJP
高級ホテルのスイートルームに居を構えるダー子(C)フジテレビ

 本作では、ダー子(長澤)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)という3人の信用詐欺師たちが、金融業界、不動産業界、美術界、芸能界などさまざまな業界を舞台に、欲望にまみれた人間たちから大金を騙しとる姿が描かれていくが、とりわけ特徴的なのがダー子のキャラクターだ。コンフィデンスウーマン(信用詐欺師)として、天才的な知能と抜群の集中力を持つダー子は、騙すターゲットにロックオンすると、かなり強引ではあるが、どんなに難解な専門知識が必要な職業でも短期間でマスターし、任務を遂行する。第1話でも、数種類の職業の女性にふんし、ターゲットを翻弄する。完成披露イベントで共演の東出が「目と耳で楽しませてもらえる」と長澤を評していたが、まさにビジュアルとセリフ、動きで物語を動かしていく。

 数々の賞を受賞し、キャリアを積んでいる長澤に対して“体当たりの演技”というのは失礼な言い回しになるだろうが、ゴムマリのように伸縮自在に躍動する姿は、「出せるものは出し尽くした」という本人の言葉どおり、画面の四方からはみ出さんばかりの勢いだ。近年、作品ごとに新たな一面を見せる長澤だが、本作でも、さらなる演技の引き出しを披露し、視聴者を魅了することだろう。

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 また、さまざまな伏線を張り巡らせ、ストーリーが展開していくにつれ、それを回収していくという古沢脚本の魅力も第1話目から炸裂している。題材が「コンゲーム」と聞くと、見ている側は“騙し、騙されるだろう”と構えるかもしれないが、そんなハードルをあっさり超えていくような仕掛けがいくつも待っている。よくサスペンス作品のキャッチフレーズに“息をつかせない展開”という言葉が用いられるが、第1話目から気を抜ける場面がほとんどなく、これまでの月9とは一線を画すようなスピード感だ。

 1話完結で、次々と“欲望にまみれた人間たち”を相手に壮大な騙しを披露するダー子、ボクちゃん、リチャード。ここでは長澤演じるダー子の魅力に触れたが、ボクちゃん、リチャードとの掛け合いも非常にテンポがよく、作品が進むにつれ、トリオとしての魅力も増していくことは容易に想像できる。(磯部正和)

「コンフィデンスマンJP」は4月9日よりフジテレビ系にて放送(21時~、初回30分拡大)

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