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中川大志、イメージがらり!“今までにない”姿見せる『坂道のアポロン』で新境地

顔には絆創膏が!
顔には絆創膏が! - (C) 2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C) 2008 小玉ユキ/小学館

 俳優の中川大志が、映画『坂道のアポロン』(3月10日公開)で、これまでにない一面を見せている。短い茶髪が印象的なビジュアルからして、中川のイメージを裏切る本作の役どころで、一皮むけた新しい魅力をアピールしている。

【場面写真】小松菜奈と自転車に…青春シーン

 小玉ユキのコミックが原作。都会から長崎県佐世保市へと引っ越し、孤独を感じる高校生の西見薫(知念侑李)が、クラスメイトの川渕千太郎(中川)、迎律子(小松菜奈)と出会い、友情、恋、ジャズを知っていく姿を映す青春ストーリーだ。

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 中川演じる千太郎は、札付きの不良だが明るい性格で、ジャズドラムに熱中している。出生に秘密を抱え、人知れず苦労している一面も持ち合わせたキャラクターだ。中川本人も「役者の仕事を始めてから、一番髪形や見た目も変えて、今までにない気持ちで臨めた」と話すように、まず外見の変化に驚かされた上で、豪快に笑う千太郎の姿に中川の新境地を感じずにいられない。

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ドラムにも挑戦 - (C) 2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C) 2008 小玉ユキ/小学館

 役づくりは、主人公・薫との対比を大切にしたという。「お互いが正反対のキャラクターなんだけど、お互いが一緒になることで初めて見せる表情があったり。千太郎に関しては豪快で荒々しいイメージがあるんですけど、バックボーンは複雑なものを抱えているし孤独で繊細なキャラクターなので、そこの裏と表は見せられたらいいなと思いましたし、二面性というかそういうところは意識して演じましたね」と語る中川。

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 その言葉通り、知念と中川による薫&千太郎コンビの対照的でありながら心を通わせていくさまは、作品において魅力的に表れている。中川について知念は「大志には現場で頼っていた部分があるというか、唯一共演したこともあって、プライベートで遊んだこともあったので安心感がありました」とコメントしており、信頼を寄せていたことがうかがえる。

 本作のメガホンを取った三木孝浩監督によれば、実は千太郎のキャスティングが一番難しかったのだとか。原作の人気キャラクターである上に、体の大きさ、髪の色、ドラムのテクニックなど、さまざまな要素が求められるこの役。中川に決定した理由は、ずばり“天性の明るさ”。三木監督は「パッと華やぐ感じを周りに与える力というのは、顔合わせで会って話をして、すごく千太郎っぽいなと思った瞬間があって。明るさだけじゃなくて、本当に千太郎みたいに奥底に影を潜めている感じ、表に出している光の強さの裏に、見えないところでの影の濃さがあるのをふとした表情で演じられる役者さんだなと思ったんです」と振り返る。

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パフォーマンスシーンに注目 - (C) 2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 (C) 2008 小玉ユキ/小学館

 劇中では、初めて本格的な演奏に挑戦した中川のドラムテクニックにも注目。中川は数か月に及ぶ猛特訓を経て、迫力あふれるパフォーマンスを披露している。中川にとって、楽器演奏は挑戦だったというが、実際に演奏を目の当たりにした三木監督は、ほとんどドラム未経験の中川の成長ぶりに驚き。「すごく練習していると思うんですけど、軽々とこなすから、簡単なことなのかなって錯覚しがちになる瞬間があるんです。いやいや待てよと、これ普通の人は絶対にできないことだよなって、改めて思った時にビックリしますよね。それくらいすごいことを中川君はやってのけていると思います」と太鼓判を押している。(編集部・小山美咲)

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