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エグい…佐藤健と綾野剛の過激シーンへのこだわりとは?

過激シーンが迫真過ぎて、心の準備が必要かも。
過激シーンが迫真過ぎて、心の準備が必要かも。 - 写真:日吉永遠

 桜井画門の人気コミックを映画『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が実写化した最新作『亜人』で共演している佐藤健綾野剛が、「自分で自分を殺す」過激シーンへのこだわりを語った。

アンニュイな雰囲気が悩ましいお二人!【インタビューカット集】

 骨折などの怪我が自然に回復する能力はなく、死亡した時にしか驚異的な再生能力を発揮できない特徴をもっている亜人と人間たち、そして図らずも亜人であることが判明してしまう主人公との壮絶な戦いを描いた本作。自らを改めて再生させるために亜人が自ら死ぬ“リセット”という設定があることで、従来のアクションに新たなアイデアの加わった頭脳アクションバトルとなった。

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 映画の中では、文字どおり死んでは復活するリセットを何度も繰り返している二人だが、亜人としていかに派手に、いかに面白くリセットできるかに強いこだわりがあったという。佐藤は、「結構いろんな死因を経験することになったと思うんですが」と苦笑しながらも「感電したい」とスタッフにリクエストしたことを告白。「なんか、ブルブルブルッていう感電する芝居ってなかなかするチャンスがなかったのでお願いしたんですけど、うまくできたのでうれしかった」と自身の死にぶりに満足げだ。

 一方の綾野は、本作で佐藤演じる永井を執拗に追い回す最凶の亜人テロリストを演じているが、最凶なキャラクターと呼ばれるだけに死に方も強烈だ。綾野は「銃を頭に突きつけて撃つシーンが多かったのですが、強力な銃を使ってリセットをするシーンで首をガタガタ振らしながら死にました」と何とも過激な自殺シーンを告白。あまりのリアルさに本広監督から「エグいね」という言葉まで飛び出したのだという。

 映画『るろうに剣心』シリーズでのスピーディーな殺陣が未だに印象深い佐藤だが、「性質が全く違うアクションで、今回は脳みそをいっぱい使ったアクションでした」と語るのは、やはりこの「リセット」という設定が大きいのだろう。ほとんど自分たちでやり遂げたというガチなアクションと、リセットという特殊な設定を絡めたファイトシーンを語る二人の役者からは、作品への大きな自信が感じられた。(取材・文:森田真帆)

映画『亜人』は全国東宝系にて全国公開中

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