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エマ・ストーン主演最新作、伝説の女子テニス選手の驚きの三角関係とは

左からオースティン・ストウェル、アンドレア・ライズブロー、ビリー・ジーン・キング
左からオースティン・ストウェル、アンドレア・ライズブロー、ビリー・ジーン・キング

 伝説のテニス男女対抗試合を描いたエマ・ストーンの主演最新作『バトル・オブ・ザ・セクセス(原題) / Battle of the Sexes』について、アンドレア・ライズボローオースティン・ストウェル、そして元テニスプレーヤーのビリー・ジーン・キングが、9月20日(現地時間)ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】エマ・ストーン激変!ビリー・ジーン・キング役

 本作は1973年に行われた伝説のテニス男女対抗試合を描いた実話。長年、女子テニス界をけん引してきたビリー・ジーン(エマ)は、1970年に女子テニス協会を設立。世界ランキングが2位だった1973年9月に、かつての男子テニスチャンピオンで当時55歳のボビー・リッグス(スティーヴ・カレル)と男女対抗試合を行うことを決意する。『リトル・ミス・サンシャイン』のジョナサン・デイトンヴァレリー・ファリス夫妻が共同監督を務め、『スラムドッグ$ミリオネア』のサイモン・ボーフォイが脚本を担当。アンドレアはビリー・ジーンの同性の恋人マリリンを、オースティンはビリー・ジーンの夫ラリーを演じた。

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 試合の後、ボビーとは良い友人関係になれたかとの質問にビリー・ジーンは「ええ、なれたわ。わたしが彼に勝ったのは、彼をちゃんと尊敬していたから。彼は1939年にはシングルス、ダブルス、混合ダブルスの全てで優勝したけれど、第2次世界大戦が始まり、彼の偉業に値する注目が得られなかった。だからこの試合が決まったときは、ようやくふさわしい注目をされて、その瞬間を彼はとても愛することができたと思うのよ」と、なぜボビーがこの試合を望んでいたかが理解できたと話す。

 1970年代に新たな性的な目覚めからビリー・ジーンは同性の恋人マリリンと付き合うことになるが、そのマリリンを演じたアンドレアは「マリリンは既に亡くなっていて、彼女から情報は得られなかったの。ただ亡くなっていたことで、当時の彼女をいかに尊重しながら演じるかにプレッシャーを感じたわ。彼女は(性の自由から)解放され、ビリー・ジーンとの関係は愛に満ちていた。その瞬間は、お互いにとって素晴らしい時間だったのよ」と関係を説明した。

 また、ビリー・ジーンとマリリンの関係に気付くが、妻を大事にする夫ラリー役のオースティンは「ラリー自身に撮影前に会うことはできなかったんだ。すぐにオーディンションで、あまり準備もできなかったからね。ただサイモンの素晴らしい脚本には、強い女性に人生をささげた男の愛が記されていたし、彼女の精神も捉えていた。そしてエマもそれを見事に演技で体現して息を吹き込んでいたんだ」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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