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ニコラス・ホルト、作家サリンジャー役のためヨガにダンス?監督が明かす

長編映画で初メガホンをとるダニー・ストロング監督
長編映画で初メガホンをとるダニー・ストロング監督 - Santiago Felipe / Getty Images

 アメリカ文学の名作「ライ麦畑でつかまえて」の作家J・D・サリンジャーを題材にした話題作『レベル・イン・ザ・ライ(原題) / Rebel in the Rye』について、ダニー・ストロング監督が9月6日に電話取材で語った。

【写真】J・D・サリンジャー役のニコラス・ホルト

 本作はJ・D・サリンジャー(ニコラス・ホルト)の文学界デビューを手助けしたコロンビア大学のホイット・バーネット教授(ケヴィン・スペイシー)との出会い、劇作家ユージン・オニールの娘ウーナ・オニールゾーイ・ドゥイッチ)との関係、さらに代表作「ライ麦畑でつかまえて」の出版後に、なぜ彼が文学界を離れ隠遁生活を送ったかを描いていく。テレビシリーズ「Empire 成功の代償」のダニー・ストロングが監督を務めた。

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 初の長編映画の製作経緯についてストロング監督は「作家ケネス・スラウェンスキーが執筆した伝記本『サリンジャー 生涯91年の真実』を読んだとき、サリンジャーが名作『ライ麦畑でつかまえて』を執筆するまでの話がとてもパワフルで、面白い映画になると思ったんだ。また、脚本家でもある僕は、サリンジャーの人生はもちろんのこと、小説家になる過程の旅路において、作家がいかに頭を悩ませて小説を書き上げるのか、世界中のライターに共感してもらえるとも感じたんだ」とライターとしての自身と重ね合わせていたことを明かす。

 演技派俳優ケヴィン・スペイシーとのタッグについては「実は(脚本を担当した)テレビ映画『リカウント』で、彼とは一度タッグを組んでいるんだ。テレビや映画の役柄のイメージから、彼にわりと怖いイメージを抱く人もいるだろうが、実際はジョークを頻繁に言うとても面白い人で、前作のタッグでも素晴らしい関係が築けていたよ。彼は映画界で活躍する前には、長い間舞台でキャリアを積み、僕自身も脚本を書き始める前は、俳優として舞台に立つことが多かったから、セットでもお互いが舞台で培った同様の観点を持ちながら仕事をしていたよ」と振り返った。そんなケヴィン演じるバーネット教授は、サリンジャーの人生に多大な影響を与えた人物だ。

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 ニコラスの役作りについては「サリンジャーへの文学的なアプローチはもちろんだけど、サリンジャーが第2次世界大戦後に神経衰弱に陥ったとき、体を回復するために取り入れたのがヒンドゥー教のヨガだったこともあり、ニコラスはヨガや瞑想(めいそう)も学んでいたよ。サリンジャーはダンスも上手だったからダンス・レッスンも受けたんだ。映画内では、それがしっかり描かれているよ」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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