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レディオヘッドのトム・ヨーク『サスペリア』リメイクで音楽担当

長編映画音楽を初めて手掛けるトム・ヨーク
長編映画音楽を初めて手掛けるトム・ヨーク - Dave J Hogan / Getty Images

 ロックバンド「レディオヘッド」のトム・ヨークが、1977年公開のサスペンスホラー『サスペリア』のリメイク版の音楽を担当することが明らかになった。製作を手掛けるフレネシー・フィルムズとミソロジー・エンターテインメントがEW.comほか各メディア向けに発表したもので、トムにとって、長編映画音楽を初めて担当するデビュー作になる。

 『サスペリア』はドイツの名門バレエ学校に入学した少女スージーを襲う恐怖を描いたイタリア映画。ホラー映画界の巨匠ダリオ アルジェント監督が、原色を配した鮮烈なビジュアルセンスで描き出す恐怖は後のホラー映画に大きな影響を与え、日本では「決して ひとりでは見ないで下さい」のキャッチコピーで一世を風靡。ロックバンド・ゴブリンによるサウンドトラックも支持を集めた。

 リメイク版は『胸騒ぎのシチリア』などのルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取り、クロエ・グレース・モレッツティルダ・スウィントンダコタ・ジョンソンのほか、オリジナル版でスージーを演じたジェシカ・ハーパーも出演。アマゾン・スタジオが世界配給権を取得しており、すでに撮影を終え、現在は完成に向けたポストプロダクション作業が行われている。

 グァダニーノ監督はトムの参加について、「私にとって、夢が実現したようなものです」と喜びのコメントを寄せており、「私たちのゴールは、観客をかき乱し、変化を与える経験を提供する映画を作ること。その目標を達成するうえでも、ヨークはこれ以上ないパートナーです」と語っている。(編集部・入倉功一)

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