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“おヒョイさん”藤村俊二さん死去 心不全のため

ご冥福をお祈りいたします。(写真は藤村俊二さんのオフィシャルサイトから)
ご冥福をお祈りいたします。(写真は藤村俊二さんのオフィシャルサイトから)

 “おヒョイさん”の愛称で親しまれ、声優・ナレーター・振付師など幅広く活躍した俳優の藤村俊二さんが、1月25日に心不全のために亡くなっていたことが明らかになった。藤村さんのオフィシャルサイトで1日に発表された。82歳だった。

【写真】2010年の東京国際映画祭に参加したときの藤村俊二さん

 公式サイトではこの日、藤村さんの長男である亜実さんが「去る1月25日(水)20時45分頃、父・藤村俊二が心不全のため入院先の病院で永眠いたしました」と報告。「2015年12月に日本テレビ『ぶらり途中下車の旅』の番組を降板させていただいてから、復帰を目指して療養しておりました」と明かしつつ、「最期は苦しむ様子もなく、穏やかに息を引き取りました」とつづった。

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 軽妙な語り口で「ぶらり途中下車の旅」のほか、「ぴったんこカン カン」(TBS)など数多くのテレビ番組のナレーションを務めていた藤村さんは俳優としても活躍し、映画『DEATH NOTE』シリーズでは全世界の警察を動かすことができる謎の探偵・L(松山ケンイチ)と唯一コンタクトを取れる初老の男・ワタリを演じていた。

 また、人気アニメ「黒執事」に登場するタナカの声優としても知られており、原作者の枢やな(とぼそ やな)は公式Twitterで「タナカは幼少より憧れの老紳士であった藤村俊二さんをモデルに作ったキャラでした。アニメでは藤村さんご本人に声を吹き込んで頂き、これ以上ないほど光栄でした。藤村さんなくして今の黒執事はありません。本当にありがとうございました。心からご冥福をお祈り致します」とその死を悼んだ。

 藤村さんのお別れ会として、「献花の会」が14日12時から東京都渋谷区にある慈雲山・長泉寺で執り行われる。(編集部・海江田宗)

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