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窪塚洋介、スコセッシに最上級感謝!「役者人生最良の日」

窪塚、スコセッシ監督に感謝のスピーチ!
窪塚、スコセッシ監督に感謝のスピーチ!

 映画『沈黙-サイレンス-』のジャパンプレミアおよびレッドカーペットイベントが17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、現在来日中のマーティン・スコセッシ監督をはじめ、日本人キャストの窪塚洋介浅野忠信イッセー尾形塚本晋也小松菜奈加瀬亮が出席。窪塚は「どれだけ日本に、(原作者の)遠藤周作さんに、そして極東のどこの馬の骨かも分からないような俺に敬意を払ってくれるんですか」と独特の表現でスコセッシ監督に感謝の意を述べると、「今日この場所が役者人生最良の日です」とスピーチした。

窪塚&浅野にくっつくスコセッシ監督【写真】

 本作は、遠藤周作の小説「沈黙」を巨匠スコセッシ監督が28年もの歳月を費やして映画化。激しいキリシタン弾圧下にある、江戸初期の長崎を舞台に、棄教した師(リーアム・ニーソン)の真意を確かめるために、日本に渡ってきた宣教師(アンドリュー・ガーフィールド)と、隠れキリシタンたちの苦悩を描いた意欲作。1966年に書き下ろされた小説は、約50年の歳月を経て重版が決定し、累計200万部を突破した。

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 本作のキャッチコピー「なぜ弱きわれらが苦しむのか」にあるように、劇中では想像を絶するシーンが多々見られるが、窪塚は「どれだけ苦しい撮影でも、幸せの一部と思える時間だった」としみじみ振り返ると、塚本も「僕は特別な宗教を持っていませんが、言うなればスコセッシ教。どんな過酷な撮影でも幸せでした」と顔をほころばせた。

 浅野も「僕も監督に出会えて幸せでした。常に見守ってくれて、待ってくれたことで乗り越えられたことが多かった」と撮影を振り返ると、尾形も「僕が演じた井上筑後神は世間では悪役で通っていますが、時間をかけて僕のなかで、井上という子どもを育てました。我が子を悪人に育てる親はいません。井上という役を根が優しい子に育てたのですが、監督は温かく見守ってくれました」と染み入る言葉を紡ぐ。さらに、小松や加瀬の口からも、スコセッシ監督への感謝の気持ちが続いた。

 そんな日本人キャストたちに対してスコセッシ監督は「これまで映画監督をやってきて、今回ほど体力的、精神的に大変なことはなかった。そんな時、つらいシーンでも、日本人のキャストの方々は、平気な顔をして演じてくれた。彼らが作品の礎(いしずえ)になってくれました」と絶賛。極寒の中で行われたレッドカーペットイベントでは、窪塚と浅野の腰に手をまわし、ひと時も離れることがなかったスコセッシ監督のこうした動作からも出演者への敬意がうかがえるが、各人のトークのたびに「アリガトウ、アリガトウ」と日本語でつぶやくスコセッシ監督の姿がとにかく印象的だった。(磯部正和)

映画『沈黙-サイレンス-』は1月21日より全国公開

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