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生田斗真にまたがり…本田翼が語る裏側

「この作品は、本田翼として新しい扉を開いたと思います」
「この作品は、本田翼として新しい扉を開いたと思います」

 高橋のぼるのコミックを映画化したシリーズ第二弾『土竜の唄 香港狂騒曲』で、新境地とも言うべき大胆な演技に挑んだ本田翼が、その思いを語った。

【写真】本田翼、菜々緒、仲里依紗が美の競演!

 最初にオファーがあったときは、「こういう作品に自分が入る余地があるのかと思った」という本田。本作はおバカだけれど正義感だけは人一倍強い落ちこぼれ警官が、ヤクザ組織に潜入捜査してボスを逮捕するために奮闘するという物語。確かにどちらかと言えば青春映画やラブコメの印象の強い本田には、似合いの作品とは言い難い。

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 ところが本田が本作で演じているのは、主人公の標的であるヤクザ組織のボス・轟周宝の愛娘、迦蓮。しかも一見清純に見えながら豹変するインパクト大のキャラクター。荒々しい言葉遣いで、生田斗真演じる主人公・菊川玲二に大胆に迫っていく女性だ。本田によれば「極端に言うと不器用な女の子だなと思った」という。「言葉遣いも雑だし、ヤクザの娘ということで度胸もあって大胆な行動もする。でも恋愛にはすごく奥手だったりするんです。そのギャップが可愛いなって思いました。大胆な行動でしか自分の恋愛に対する不安とかを表わせない子なんだと思います」と役柄を分析する。

 そんな迦蓮を演じるために、本田はこれまでのキュートなイメージを捨て、生田の上にまたがるというセクシーなシーンにもチャレンジした。「やることすべてがほぼ初めてのことが多くて。ヤクザの娘役というところから始まって、ヤンキーのような言葉遣いも、生田さんを罵るのも、ワイヤーアクションも、血を吐くのも、高いところから飛び降りるのも、初めて尽くし(笑)」と正直に告白。「やっぱり女の子ですから、綺麗でいたいとか可愛らしく映りたいという気持ちはどこかにあるんです。でも、今回はそういう気持ちを全力で振り切りましたね。全部捨てました」と続ける。

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 そこに、女優という仕事に本気で挑んでいる本田の強い意志がある。「この作品はコメディーでもあるので、演じている側が自分で笑ってしまったり、照れたりしたら負けなんです。観て下さる方たちは本気でやればやるほど笑って下さるはずなんです。だからその一心で」と熱く語る本田。「綺麗な顔立ちが元に戻るのかと思ってしまうくらい、おかしい表情の生田さんの顔がすぐ目の前にあって(笑)。笑いをこらえるのが本当に大変でした」。

 ここまで破天荒なコメディーも初めての本田。「すごく楽しかったです。宮藤官九郎さんが書く世界が、どこか男の子の悪ふざけみたいなところがあるので。男の人はこういうの好きなんだなとか、こういうことに全力で命賭けているんだなとか思いながら楽しみました。それはたぶん女性ならではの視点だと思うんですけど。この作品は、本田翼として新しい扉を開いたと思います」と笑顔を見せた。(取材・文:永野寿彦)

映画『土竜の唄 香港狂騒曲』は12月23日より全国公開

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