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L⇔R黒沢健一さん脳腫瘍で死去 48歳 家族に見守られ…

ご冥福をお祈りいたします
ご冥福をお祈りいたします - iStock.com / vikiri

 バンドL⇔Rとしての活動で知られるミュージシャンの黒沢健一さんが5日、脳腫瘍のため亡くなったことが明らかになった。48歳だった。黒沢さんのオフィシャルサイトで発表されたもので、黒沢さんの弟でバンドメンバーの黒沢秀樹と、木下裕晴、元メンバーの嶺川貴子はコメントで無念をにじませた。

 今年の10月に自ら脳腫瘍の治療中であることを公表していた黒沢さん。発表後も治療に専念していたが、12月5日の午前3時52分に息をひきとったという。

 弟の秀樹は、オフィシャルサイトに寄せたコメントで「家族の見守る中、安らかに眠るような最期を迎えることが出来ました」と黒沢さんについて報告。病気の発表後、たくさんの応援の声が届けられたといい、「本人のみならず、家族も大変励まされました。これまで兄の音楽を愛してくれた皆様に心からの感謝を家族を代表して申し上げます」と礼を述べた。

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 年明けにはデビューから25年を記念したライブDVDやリマスターCDのリリースが予定されており、「もう一度一緒に新しい作品を作り、同じステージに立つという夢は叶いませんでしたが、年明けの武道館ライブDVDのリリースは兄の強い希望でスタートした企画であり、実現出来ることはとてもうれしいです」と感謝。

 「デビューから25年という節目の年にこのような報告をしなくてはならないことはとても悲しく残念なことですが」と無念をにじませつつ、「黒沢健一の音楽はこれからもずっと、聴く人の心に響き続けてくれると信じています。兄の遺してくれた作品が、一人でも多くの人の悲しみや絶望を癒し、希望の糧となってくれることを心から願っています」とつづった。

 また木下もL⇔Rとして活動した当時を振り返りながら、「昨日亡くなった本人に会いましたが、寝ているくらいにしか思えず、未だに全く実感が湧きません」と悲痛なコメント。嶺川は「3年前久しぶりの再会をした時、健一君はぜんぜん変わっていなくて、笑顔で優しかった。短い時間だったけど、あの時再会できてよかった」と思い出を振り返った。

 通夜・葬儀はすでに近親者のみで執り行われ、後日「お別れの会」が行われる予定。(西村重人)

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