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女装がハマる濱田龍臣“女性”への目覚めをギリギリ回避!?

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“女性”への目覚めを「まだギリギリ大丈夫」と笑顔
“女性”への目覚めを「まだギリギリ大丈夫」と笑顔

 俳優の濱田龍臣が17日、都内で開催中の「第25回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」での映画『ハイヒール革命!』ワールドプレミア上映後の舞台あいさつに出席。トランスジェンダー役で初めて女装にも挑戦した濱田は、女性への目覚めをギリギリ回避したことを明かした。

女装がハマる濱田龍臣、“性”への目覚めをギリギリ回避 画像ギャラリー

 本作は、男として生まれた真境名ナツキが、思春期に性の壁を超えて女に生まれ変わり、本当の自分を勝ち取ったさまを、真境名本人のインタビュー映像と再現ドラマを交えて描いたドキュメンタリードラマ。濱田がドラマパートでのナツキの少年時代を演じる。

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 真境名と古波津陽監督と共に登壇した濱田は、初の試みに「すごく貴重な体験をさせていただいたので感謝しています。すごく面白くて楽しかったです」とにっこり。「監督にアドバイスをいただいたり、女性スタッフにいろいろ聞いて勉強したつもりです」と役への向き合い方も語った。

 そんな濱田が自身を演じたことについて、真境名は「知らない人がいないくらい有名な人だし、似ても似つかないイケメンがわたしを演じる? と動揺がすごかった」と述懐。友達からは「全然似てないじゃん。大事件だよ」とまで言われたとか。そして迎えた初対面では、「わたしを演じてもらうことの申し訳なさがあった」と恐縮したそうだが、「スターだから、いつものノリで馴れ馴れしくしたり、話しかけちゃいけないと思っていたけど、すごい気さくに話しかけてくれた」と大喜び。また「わたしはエモーショナルに生きているタイプよってことを伝えただけで、すぐにわかったみたい」と役づくりにおける高い理解力に舌を巻いた。

 すると古波津監督も濱田の女っぷりを絶賛。「最初はカツラなどをつけて頑張って女の子役をやっている感じだったけど、ある時からスイッチをオンにしなくても女の子でいられる段階に入った」そうで、「休み時間に女の子たちとバレーボールをしていても、どこに濱田くんがいるかわからないくらいキャピキャピしていて、自然に溶け込んでいた」と暴露し、濱田を照れされた。さらに真境名から「(女性に)目覚めなかった?」と質問された濱田は、「まだギリギリ大丈夫」と笑顔で否定した。

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 しかし、本作を通してトランスジェンダーについて見識を深めた濱田。最後に「(劇中に)『周りの人が理解してくれれば障害ではなくなる』という台詞があるように、その人の問題だけではなく、環境の問題でもあると思うので、そういう方がいたら興味を持ってあげてほしいと思います」と真摯な表情で呼びかけた。(取材/錦怜那)

映画『ハイヒール革命!』は9月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
LGBT(セクシュアル・マイノリティ)が題材の作品を上映する「第25回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」はスパイラルホール(東京・表参道)にて18日まで開催

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