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最低映画を決めるラジー賞が発表!2作品が同時受賞のミラクル!

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最低映画賞に選ばれた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』と『ファンタスティック・フォー』(写真はラジー賞会場の様子)
最低映画賞に選ばれた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』と『ファンタスティック・フォー』(写真はラジー賞会場の様子)

 昨年1年間の最低映画を決定するラジー賞こと第36回ゴールデンラズベリー賞が、第88回アカデミー賞授賞式を翌日に控えた現地時間27日、米ロサンゼルスのパレスシアターで発表され、『ファンタスティック・フォー』と『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の2作品が最低映画賞を獲得した。俳優部門では、昨年アカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメインが『ジュピター』で最低助演男優賞に選ばれた。

 4本の作品が最多ノミネートを果たすなど、混戦模様だった今年のラジー賞。ふたを開けてみれば、最低映画賞の2作品が助演俳優賞以外の各部門を分け合い、圧倒的な強さを見せた。

 中でも、大企業の若手CEOと女子大生のアブノーマルな関係を描く『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、主演のジェイミー・ドーナンダコタ・ジョンソンが最低男優賞と女優賞、さらに最低スクリーンコンボ賞を獲得。最多5部門で受賞するさんざんな結果に終わった。

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 一方、ラジー賞を手にした後で見事カムバックを果たした人物に与えられるラジー名誉挽回賞(ラジーの救い手賞)に輝いたのは、「20世紀最低主演男優賞」に選ばれたこともあるシルヴェスター・スタローン(『クリード チャンプを継ぐ男』)。ラジー賞の常連でもあるスタローンの名前が発表されると、まさかのミラクルに会場は大きな歓声に包まれた。(編集部・入倉功一)

第36回ゴールデンラズベリー賞の受賞結果は以下の通り。

■最低映画賞
『ファンタスティック・フォー』
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

■最低男優賞
ジェイミー・ドーナン 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

■最低女優賞
ダコタ・ジョンソン 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

■最低助演男優賞
エディ・レッドメイン 『ジュピター』

■最低助演女優賞
ケイリー・クオコ 『アルビン・アンド・ザ・チップマンクス:ザ・ロード・チップ(原題)』&『ベストマン -シャイな花婿と壮大なる悪夢の2週間-』

■最低リメイク、パクリ、続編映画賞
『ファンタスティック・フォー』

■最低スクリーンコンボ賞
ジェイミー・ドーナン&ダコタ・ジョンソン 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

■最低監督賞
ジョシュ・トランク監督(とアラン・スミシー監督?) 『ファンタスティック・フォー』

■最低脚本賞
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

■ラジー名誉挽回賞(ラジーの救い手賞)
シルヴェスター・スタローン(ラジー王者から『クリード チャンプを継ぐ男』で賞レース筆頭に)

※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください

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