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東出昌大、石井隆監督伝説の映画20年ぶりの続編を振り返る

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『GONIN サーガ』より
『GONIN サーガ』より - (C)2015『GONIN サーガ』製作委員会

 1995年に公開され、今もなお伝説のバイオレンス映画として支持される石井隆監督作『GONIN』の約20年ぶりの続編『GONIN サーガ』。本作の主演を務めた東出昌大が、劇場公開から約3か月を経て石井組を振り返った。

【写真】石井隆監督伝説のバイオレンス20年ぶりの続編ビジュアル

 『GONIN』は、借金やリストラなどバブル崩壊のあおりをくった5人の男たちの強盗計画の顛末を描くバイオレンスアクション。『天使のはらわた』シリーズや『ヌードの夜』(1993)、『夜がまた来る』(1994)など“堕ちていく”ヒロインを描いてきた石井監督が一転、佐藤浩市本木雅弘根津甚八竹中直人椎名桔平ビートたけしら豪華布陣を迎え、男たちの刹那的な生きざまを描いた。

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 20年ぶりの新作となる(※1996年に『GONIN2』が製作されたがストーリー上の関連はない)『GONIN サーガ』で東出が演じたのは、前作『GONIN』で非業の死を遂げたヤクザの若頭・久松(鶴見辰吾)の息子・勇人。父に似ず、堅気の人生を送っていた青年が、ある事件がきっかけで父と同じ暴力の世界に身を投じていく。

 NHKの朝ドラ「ごちそうさん」、映画『クローズEXPLODE』(2013)、『寄生獣』(2014)など変幻自在な演技力を見せてきた東出だが『GONIN サーガ』においては「日常生活の中で人を殺してしまうほどの憎悪を抱くような役の経験はそれまでなかった」と言い、「感情のふり幅という点で勉強になることがとても多かった」と新境地に挑んだ石井組の現場を振り返る。

 石井監督ならではの演出で艶めかしく、美しく映し出された『GONIN』の佐藤浩市&本木雅弘と同様、『GONIN サーガ』で父親から受け継いだ因縁にもがき苦しみ、雨が降りしきる中、激情を爆発させる勇人を熱演した東出も、これまでになくセクシーだ。そんな東出が、繰り返し観たくなるのは「やっぱりラストシーン」だという。「怒涛のように過ぎ去る一場面、一場面に色々な意味が込められ、それを降りしきる雨が全て流してしまう」と説明し、観るたびに新たな発見があることをアピールした。(編集部・石井百合子)

『GONIN サーガ』ブルーレイ(ディレクターズ・ロングバージョン:1万1,800円、通常版:4,700円)&DVD(ディレクターズ・ロングバージョン:1万800円、通常版:3,800円)は3月25日、KADOKAWAより発売※全て税抜き価格

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