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内野聖陽、女子高生に翻弄され「不快でした」

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舞台あいさつに登壇した内野聖陽と吉本実憂
舞台あいさつに登壇した内野聖陽と吉本実憂

 俳優の内野聖陽と女優の吉本実憂が17日、都内で行われた映画『罪の余白』の完成披露試写会に谷村美月大塚祐吉監督と出席した。内野は本作で吉本演じる女子高生に翻弄(ほんろう)される心理学者を熱演したが、女子高生に追い詰められる状況について問われると、「不快でした」ときっぱり言いながらも照れ笑いを浮かべた。

【写真】内野聖陽、吉本実憂、谷村美月が登壇!

 芦沢央の同名小説を映画化した本作は、高校のベランダから転落死した娘・加奈の死の真相を追う心理学者・安藤(内野)と、周囲の人の心を巧みに利用してスクールカーストの頂点に君臨する加奈のクラスメイト・咲(吉本)の攻防を描く心理エンターテインメント。

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 吉本から「女子高生に追い詰められてどんな気持ちでしたか?」と質問された内野は、「不快でした」ときっぱり。「40後半のおっさんが16歳の女子高生にもてあそばれるなんて。大人を舐めるなよって思いました」と照れくさそうに続けた。

 吉本の演技について内野は、「おじけづくくらい恐い女子高生でした」と絶賛。撮影中は翻弄(ほんろう)される設定故にあまり話さないようにしていたそうで、「わたしのほうも復讐(ふくしゅう)する役どころですから、なるべくかわいい吉本実憂ちゃんを見ないようにしていました」と残念そうに振り返った。

 一方、吉本は「最初脚本を読ませてもらって、まず、こんな子いるのかな」と戸惑ったというが、演じ方を監督に相談したところ、「『この子は自分の手を汚さずに、相手を言葉で巧みに操るタイプ。そこを楽しみなさい』と言われて少し楽になりました」とコメント。自身の演じた女子高生については「わたし自身だったら絶対関わりたくない相手です。恐いですよ」と話した。(取材・文:名鹿祥史)

映画『罪の余白』は10月3日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開

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