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「終戦70周年記念 戦争の記録と映画・戦争映画の視点」開催

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三國連太郎さんが北一輝を演じた『戒厳令』より
三國連太郎さんが北一輝を演じた『戒厳令』より

 終戦から70年になる今夏、川崎市市民ミュージアムで、第2次世界大戦を振り返る特集上映が開催される。上映後にトークショーやアニメーション上映も行われるなど、戦争についての理解を深められるよう、種々の工夫が盛り込まれている。

 本イベントは、さまざまな観点から戦争を検証できるように企画されている。戦後の独立プロダクション作品、アニメーション、戦時下の国策映画、外国映画など劇映画とドキュメンタリーを交え、幅広い作品が上映されるという。また、「親子で見る平和のためのアニメーション」イベントでは、監督による作品解説付きで30分以内の短編作品上映を行うなど、子供が参加しやすいように配慮されたイベントとなっている。

 上映後、吉田喜重監督によるトークショーが行われる『戒厳令』は、三國連太郎さん演じる北一輝が二・二六事件で処刑されるまでを描いた作品。同じく、上映後に原一男監督がトークショーを行う『ゆきゆきて、神軍』は、マイケル・ムーア監督が最高傑作のドキュメンタリーと評するなど名作がラインナップされている。戦後70年の今夏、戦争に向き合い、理解を深めることができる機会となるだろう。(編集部・高橋典子)

「終戦70周年記念 戦争の記録と映画・戦争映画の視点」は7月12日から9月27日までの土日祝日、川崎市市民ミュージアム 映像ホールで開催

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