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メリル・ストリープ、娘と29年ぶりの共演作でロックスターに!65歳にしてシャウトする

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左から、ディアブロ・コディ、リック・スプリングフィールド、メイミー・ガマー(メキシコ、カンクンにて)
左から、ディアブロ・コディ、リック・スプリングフィールド、メイミー・ガマー(メキシコ、カンクンにて)

 現地時間16日、『羊たちの沈黙』のアカデミー賞監督ジョナサン・デミの新作でメリル・ストリープがロックスターにふんする映画『リッキー&ザ・フラッシュ』の記者会見が行われ、メリルの娘でもあるメイミー・ガマー、脚本家のディアブロ・コディリック・スプリングフィールドが記者会見に出席した。本会見は、メキシコ、カンクンで開催されているソニー・ピクチャーズ エンタテインメント主催、世界中のプレスが200媒体以上集結するジャンケットイベント「SUMMER OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT 2015」にて実施された。

 容姿もそっくりなメリル・ストリープとメイミー・ガマーは29年前メイミーが3歳のとき以来の親子共演となる。本作でも親子という設定で、リッキー&ザ・フラッシュというバンドのボーカルとして自由きままに暮らしていた母親役のメリルと、その母親とは離れて暮らしていた娘との親子の葛藤が描かれる。メリルはギターを猛特訓し、劇中の演奏はメリル本人の演奏と歌という吹き替えなしでロックスターの役に挑戦。さらにリック・スプリングフィールドと迫力のライブパフォーマンスを繰り広げる。

 最初の共演がまだ幼かったため、これが実質母親メリルとの初共演と言ってもいいメイミーだが、大女優メリル・ストリープに臆することなく、リラックスして撮影が出来たようで、「撮影が楽しくて、仕事場に行くのにウキウキしていたわ。女優メリル・ストリープに、はっきりと意見できるのは、世界中に4人ぐらいしかいないけど、確かにわたしは、そのうちの一人だと思うわ。撮影はすばらしい経験だった」と大女優の娘ならではのメリットを最大限に生かしたことを明かした。

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 脚本家のディアブロ・コディは「誰かに役を想定して脚本を書いたことは一度もない」と発言するとおり、現在65歳のメリルのいままでの役のイメージからロックスターとしてのキャスティングは意外だ。しかし、ロックスターのリック・スプリングフィールドは「彼女こそロックスター! エレクトリックギターを見事に弾きこなしていたよ。彼女はすばらしい演奏を見せてくれた。まったくすごい人だよ」とメリルを絶賛。派手なメイクも板についており、大女優の底力を見せつけている。

 そんなメリルと対等に渡り合うメイミーもかなりなもの。大物の二世スターは肉親との共演を嫌がるというが、あえて親子を演じるメイミーの度胸の良さは、大女優の素質を十分持ち合わせている。今後が楽しみな女優だ。(編集部:下村麻美)

映画『リッキー&ザ・フラッシュ』は2016年春公開

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