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樹木希林、リピーター続出にも希林節!早口で何度も観ないとわからないから!?

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希林節さく裂! - 樹木希林
希林節さく裂! - 樹木希林

 女優の樹木希林が16日、映画『駆込み女と駆出し男』の2度目の大ヒット御礼舞台あいさつを自ら志願し、原田眞人監督と共に、上映館の新宿ピカデリーに登場。樹木が本作にリピーターが多いことに触れると、原田監督は「江戸の歴史的背景が(1度では)わかりづらい。あとは言葉かな?」と回答。すると樹木は、「そこだと思います。あまりにも早口で、もう1回、またもう1回と、何度も観ないとわからない」とコメントし、笑いを誘った。

希林節さく裂!映画『駆込み女と駆出し男』舞台あいさつフォトギャラリー

 昨日までカナダのトロントにいたという原田監督は、「トロント日本映画祭に行っていたんですが、オープニング上映作品としてこの作品を選んでいただいて、すごく評判がよかった。反応として笑いが取りやすかったし、彼らは日本語を聞くというより字幕からですから、かえってストレートで入りやすかったんでしょうね」と報告。

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 すると突然、樹木は「監督はどのくらいの大きさのスーツケースを持って行ったの?」と全く関係のない質問をすると、原田監督は手を大きく振り上げて「このくらいです」と説明。それに対して樹木は、「先日、カンヌとイギリスに合計8日間いたんですけど、わたしはこのカバンだけ」とスモールサイズの自前のスーツケースを披露。

 「なんでこんな話をするかというと、江戸時代の暮らしを見て、わたしは荷物が多すぎるなと思って(スーツケース一つの生活に)挑戦してみたら案外いけるんですね。年を取りましたら、なるべく足手まといにならないように、身を小さくしておこうと。ぜひ試してみてください」と新たなライフスタイルを伝授。さらに、観客から人生を楽しく生きるコツを聞かれた樹木は、「人と自分を比較しないこと」と笑顔で答えた。

 現在、観客動員70万人を超える大ヒットとなっているが、原田監督の目標は200万人。「DVDの売り上げも含めて200万を突破したら、ぜひ続編を作りたい」と前向きな発言をすると、樹木は「ハリウッドにはこの予算でこんな映画を撮れる人はいない、職人芸。こういう監督が活躍してくれれば日本映画はもっと変わってくると思います」と締めくくった。

 本作は、劇作家・井上ひさし氏の時代小説「東慶寺花だより」を基にした人情ドラマ。江戸幕府公認の縁切寺であった東慶寺を舞台に、男女の悲喜劇を描く。(取材:坂田正樹)

映画『駆込み女と駆出し男』は全国公開中

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