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秋吉久美子、撮影を抜け出し不良が送迎?若き日のやんちゃエピソード明かす

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やんちゃだった当時を振り返った秋吉久美子
やんちゃだった当時を振り返った秋吉久美子

 女優の秋吉久美子が3日、代官山の蔦屋書店で行われた映画『昭和枯れすすき』のブルーレイ発売記念トークショーに出席、若き日のエピソードを楽しげに振り返った。この日は映画評論家で監督の樋口尚文も出席した。

 名作『砂の器』の翌年となる1975年に野村芳太郎監督が発表した同作は、とある殺人事件に巻き込まれた、都会の片隅で刹那的に生きる妹(秋吉)と、彼女を心配する刑事の兄(高橋英樹)の姿を描いたドラマ。「(撮影)当時は何も考えていなかったですね」と言う秋吉は、「時間が空いたら、勝手に電車に乗って横須賀に遊びに行って、帰りに見知らぬ若者の車で帰ってきたりして。当時は誰もわたしを管理していなかった」と振り返った。

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樋口尚文と秋吉久美子

 さらに、あっけらかんとした様子で「(撮影所の)門番のおじさんも『こんな女優は見たことない。不良たちに送ってもらうなんて』とビックリしていた。松竹は女優の国だからね」と語る秋吉。「おなかがすいたら、セットにおいてあるご飯やケーキを食べたりしたし、眠くなったらセットで寝ていた。監督たちがすごく甘やかしてくれたから」と笑みを浮かべた。

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 一方、本作を手掛けた野村監督については、「野村さんは若者にこびないし、自然体の優しい男の人だった。わたしみたいな21歳の女の子にも、全然、上からでもなく、下からでもない感じで接してくれたんです」とコメント。「わたしは困った女優だったと思いますけど、野村さんは本当にかわいがってくれましたね」と述懐する。

 そして、「偶然、昔の映画を観ることがあるんですが、よくやったなと思いますよ」と誇らしげに切り出した秋吉。「昔の映画ってすごくしっかりとしていますよ。わたしはセットでお菓子を食べたり、寝たりしただけですけど、昔の監督たちは戦争を知っている世代ですから。お客さんに映画を楽しんでもらいながら、その中に『僕が言いたいのはこれだ』というような理念とか、生きざまとかそういうものをいろいろ入れて作っていたんだなとしみじみ思います」とコメントすると、最後に「もっともっと野村さんとお仕事ができたらよかったですね」と懐かしそうに語った。(取材・文:壬生智裕)

映画『昭和枯れすすき』ブルーレイは発売中 価格:3,300円+税

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